11月3日(木)は文化の日
東京飯田橋にある日本茶カフェ『茜や』の柳本あかねさん
『クリーニングデイジャパン』代表の森下詩子さん
お二人が来福!
K(Click Coffee Works主宰)の古賀由美子と
共同企画として、イベントを開催しましたので、ご報告します。
お二人の活動、お話で登場したサイトのURLなどは、最後にまとめておりますのでチェックしてみてください。
お着物の方が「茜や」の柳本あかねさん
右の方が「クリーニングデイジャパン」代表であり、「kinologue」主宰。映画の配給をされている・森下詩子さんです。
柳本さんは、グラフィックデザイナー、二級建築士、日本茶インストラクターという、様々な要素の
交わったユニークな方。
森下さんは、長く映画の配給のお仕事に携わり、現在はフリーランス。映画を配給するだけでなく、映画+対話=kinologueという独自の提案を展開される一方、フィンランドのクリーニングデイを日本らしいアップサイクルで展開するプラットフォーム作りに尽力されています。
メインの会場では、「茜や」のお茶と楽しむ小さな歳時記が開催
出張カフェと、展示販売されている小さな道具がとても可愛らしい空間となっています。
は、東京ーヘルシンキーから巡回、福岡がファイナルです。
は、東京ーヘルシンキーから巡回、福岡がファイナルです。
失恋をきっかけに、モノを大量に買った若者が始めた365日の実験。全ての持ち物をガレージに入れ、1日1つのアイテムを取り出しながら、自分とモノとの距離感、本当に必要なモノについて考えていく、という実話を元にしたお話
映画の後は、茜やさんの「氷出し玉露」すすって飲んだ後は、ポン酢で茶葉をいただくという趣向。
まずは、映画がきっかけで、実際に柳本さんの生活が大きく変わったというお話から。
お二人暮らしの自宅を1ルームに引っ越し。
2つあった店の一つをたたみ、クリーニングデイを開催。
お二人暮らしの自宅を1ルームに引っ越し。
2つあった店の一つをたたみ、クリーニングデイを開催。
調度や道具もアップサイクルマーケットで、本当に大事にしてくださる方に譲ったそう。
「本当に必要なモノ」だけに囲まれた今の小さな暮らしは、とても快適で幸せとか。
予想を超える盛況ぶりとなった「茜や」のお茶と楽しむ小さな歳時記のヘルシンキ開催報告の中では、「国が変わっても、良いモノは良いと認めてもらえる」という価値観のお話をしてくださいました。
午後は、『クリーニングデイ』のトーク&ワークショップ
お土産のフィンランドコーヒーと、ムーミンクッキーの優しくて美味しいペアリングを楽しみながら。
『クリーニングデイジャパン』代表の森下詩子さんから、クリーニングデイのお話を伺います
立ち上げた経緯、フィンランドでの取り組み、日本との違い、共通点、これからできること。を伺います。
立ち上げた経緯、フィンランドでの取り組み、日本との違い、共通点、これからできること。を伺います。
リメイクのファッションブランド、セカンドハンドのお店の多さなどが印象的なほか
ヘルシンキでの市でのアップサイクルの取り組み
ーーー以下、クリーニングデイのFacebookページレポートより抜粋ーーー
U6:Unsixという、ヘルシンキ市管轄の移民や失業者の職業訓練ワークショップ(作業場)ここは一般家庭や企業から廃材が集まるマテリアル・ライブラリーであり、動物園や公共施設から受注して、プロが指導にあたるアップサイクルなデザインラボでもあります。鍵やタイヤから指輪を、ビデオテープからポーチを、マリメッコ提供の白地の布にシルクプリントしてバッグを、自転車は全てパーツに分けて新しい自転車に、と見てるだけで面白いものばかり。北欧の中では移民が少ないフィンランドでも、この先の高齢化社会を見越しての場でもあるとか。たっぷり1時間半、ガイドのTaruさんから色んな話を聞いて、つくづく上手いシステムだなと。企業と自治体の連携など、学ぶべきヒントはたくさんあるはずです。
お話の後はワークショップ
ご自身が大事にしているものの紹介文を、お互いに交換。
グループごとに、自分の大事にしているものの紹介や、思い入れを話します。
ワークの最後は、今後のクリーニングデイ福岡のアイデアを、グループごとに、発表していただきました。
実現可能なアイデアもたくさん。
ぜひ、周りの方に、この日のお話、クリーニングデイやアップサイクルのお話をしてください。
ぜひ、周りの方に、この日のお話、クリーニングデイやアップサイクルのお話をしてください。
「私もやりたい!」いう人がいれば、クリーニングデイのサイトを紹介して差し上げてくださいhttp://cleaningday.jp/
来年は、たくさんの知恵で福岡のクリーニングデイを楽しみましょう!
来年は、たくさんの知恵で福岡のクリーニングデイを楽しみましょう!
【この日皆さんからいただいたアイデア】
◼︎開催場所
・開催場所そのものが、アップサイクル、伝承を感じられる空間、
自分の持っている物の価値に気づくことができるような場所
◼︎地域とのかかわり
・地域の活性や、地域の価値を発見できるようなイベントに
・学校や、施設、地域を絡める
・大学生を巻き込む
・地域の人材を発掘できる場に
・世代間交流も兼ねた、熟年層の持っている技術を伝える場に
・マルシェなど、生産者の方の価値が認知されているような場所での開催を活用(自然循環や環境意識の高い方へ価値を共有)
◼︎単なるマーケットでなく価値や交流を共有するイベント
・アップサイクルのマーケットだけでなく、思い入れを伝え、コミュニケーションや、出会いのきっかけになるようなイベントに
・販売するだけなく、物々交換会(服、本、おもちゃなど、子供のものも)
・昔の暮らしを体験、日本人がもともと持つアップサイクルを体感
・本当に必要なものと出会うまで、わらしべ長者をする
・販売者のエピソードが添えられ、購入する側に条件を提示してある。
◼︎手を加えてバトンする
・リメイクのファッションショー&販売
・就労支援になるような、職業訓練を兼ねたリペアやリメイクの販売
・企業(建築資材、衣料品、糸、生地…などの素材を保有しているところ)とのコラボでワークショップ
・服のリメイクや、リユースパーツのアクセサリー作り
◼︎アップサイクルを実現する仕組み作り
・断捨離や、片付けのタイミングで手放されるものを必要な人のところへ届ける仕組み
・撤去された放置自転車のリペア品販売。(U6のように、就労支援も兼ねたワークショップで販売につながれば理想的)
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【情報リンク】
・柳本あかねさん 関連
・森下詩子さん 関連
kinologue (映画×対話)
Facebook /kinologe twitter: http://@kinologe