8月の『手紙のじかん』はカリグラフィー
ガイド役に初島さつきさん(スタヂオポンテ主宰)をお迎えし、これまでも好評いただいている“めくるめくカリグラフィーの世界”でした。
初心者の方にも、気軽にカリグラフィーの基礎、イタリック体を楽しんでいただける内容の久々の開催。
ご参加くださった皆様、初島さんありがとうございました。
まずは、初島さんが初心者の方向けに作成くださっているガイドシートを活用してデモンストレーション。
基本のイタリック体を書くための、リズム、角度に、手を慣らしていきます。
1段ずつ、基本のアルファベットの綴り方、文字のつなげ方を掴んでいきながら、いろんな例文を書き進めていきます。
まずは鉛筆でリズムを掴み、カリグラフィー用のペンとインクに切り替えます。
今回参加者の方も、真剣に集中して練習されていました。
一人一人をフォローしながら、書きたい言葉のお手本も個別にレクチャーして下さる初島さん。
文字に向き合う、贅沢な時間です。
最後はカードに清書をして今日の成果を。個性的な書体で書かれた古い文書とともに並べて、文字の個性を皆で鑑賞しあいます。
「個性の幅を広げるためには先ず基礎をしっかり」と初島さん。
初めての方も、素敵なイタリックでカードを彩って帰られました。
国内外のカリグラファーとも親交のある初島さん。
プロのカリグラファーから届いたエアメールも見せて下さいました。
こんな表書きだったら、ずっと取っておきたくなりますね。
この日の初島さんのお召し物も全体にカリグラフィー。文字やペンで自由に遊び、楽しんでいらっしゃるのが素敵でした。
Linde Cartonnageさんでのカリグラフィーの会は、2019年内はあと1回・11月24日(日)に開催予定です。
内容は少し遊びのある企画を予定しています。どうぞお楽しみに。
<<初島さんについて>>
カリグラフィーの教室兼、自身のアトリエ『スタヂオポンテ』主宰
アメリカでカリグラフィーに出会い、イギリスでブックバインディング(製本)を学ぶ、など、紙と文字、印刷にまつわることの造詣が深い、福岡では稀有な存在。
国外の著名なカリグラファーとの親交も深く、大学での講義、海外でのセミナー、ワークショップなど、講師活動も行う。
住まいである糸島の茅葺き古民家は、『銀河荘』でおなじみ。
自ら田畑を耕し、蒔をくべ、昔ながらの日本の暮らしを実践中。
文字のプロでもあり、食と農を楽しむ自然人でもあります。
スタヂオポンテHP→http://www.studioponte.com
銀河荘facebook→https://www.facebook.com/gingaso/
<<会場リンデカルトナージュ>>
手紙用品店
紙とペンとインクをこよなく愛する造詣が高じて2014年に開店。
店主がイタリアや、ベルギーなどへの海外買い付けで自身の目で選んだ様々なツールの他、オリジナルの紙もの、活版印刷サービスなど、独自の展開も充実。
店舗の物販営業の他、現役の編集者でもある店主のもと、「コモン編集部」、印刷サービス「MARGIN PRESS」の機能もある。
毎月最終日曜に開催する『手紙のじかん』は、5年を超える会として定着。“書く”ことを楽しむじかんの提案を続けている。
Linde Cartonnage
11:00-20:00(変更あり)
HP→http://linde-cartonnage.com
電話(0927257745)