2月の『手紙のじかん』は、カリグラフィーのガイド役でおなじみ、初島さつきさんの「ブックバインディング=製本」の引き出しを開けていただきました。
初島さんに製本のガイドをお願いするのは、リンデさんではこれが4回目になるでしょうか。
カリグラファーがブックバインディングのスキルを持つことは、ごく自然なこととか。初島さんは、イギリスでブックバインディングを学ばれました。
これまでも、ハードカバーの本格的なもの、背縫いが少し複雑なもの…、それぞれ皆様に頑張って、楽しんでいただきました。
今回は、もう少しシンプルなブック。これなら、比較的気軽にブックをたくさん作れそう。そんな方法を教えていただきました。
初島さん、この日は大島で(襷も大島!!)きりっとした和装も、ご参加の方にはおなじみですね。
道具も、身近にあるもので、十分に出来る方法です。
皆さん、どんどん手が進みます。
今回は、スクラップブックとしても使っていただくという趣向で、後ろに封筒のポケットがついているのです。
旅やお出かけ先に持っていって、可愛いお菓子の包みや旅券などの思い出をスクラップするのではどうでしょう?
<封筒>昨年、リンデさんがベルギーで工場を訪れてお取り引きが始まった、アントワープの<le typographe>社の、かなりしっかりした素材。スリットがあるので、中のものがこぼれる心配もありません。
<カバー>リンデさんで定番のお取り扱いがあるイタリアの紙です。こちらは、予めA4サイズになっているもの。
中の紙は、今回はケント紙を使用しました。
お城跡を望む窓際に、皆さんのブックが集合しました。
紙、紐、ボタン、テイストを吟味して作られたそれぞれオリジナルのブックたち。これからどんな旅にお供するんでしょうか。いってらっしゃい〜。
終わってからも、皆で<紙>を囲んで談義。
実は、次回のガイド役のサトウアキコさんが、今回のWSに参加して下さっていたのです。
皆で作品を見せていただきました。
どれもこれも可笑しみに溢れていて楽しい作品ばかり。
さて、次回は、“描かない”『手紙のじかん』
“切る”がメインになりそうです。
3月25日(日曜日)14:00-16:00
『手紙のじかん』切り絵を贈る・サトウアキコとキリガミじかん
お申し込み開始しております。