開催レポート 7.30sun 『手紙のじかん』佐々木亮平とガラスペンアートの世界

毎年、夏の『手紙のじかん』は、“ガラスペン”がテーマ

今年、ガイド役としてお迎えしたのは佐々木亮平さん。

自身の作品でも愛用しておられる、ガラスペンとインクを使ってアートワークを楽しむご提案をしていただきました。

まずは佐々木さんによるデモンストレーション。

違う色のインクを馴染ませていく方法、水を使って濃淡を出す。

など、通常“筆記”に使うガラスペンとインクが今日は“描画”の画材となります。

今日のメインは、「大人の塗り絵」

佐々木さんのご提案は、隣の方と繋がっている絵。

5枚セットになっているので、隣の方とインクの色やタッチを相談しながら塗り絵を楽しむ仕掛けになっています。なんとも粋ですね。

使用インクはPILOTの色彩雫シリーズの24色。

「秋桜」や「霧雨」など、インクの色を相談する言葉のやりとりが美しいのも、このインクの楽しみの一つ。

リンデカルトナージュさんにもこの時期ガラスペンが充実します。

これまでに購入された方はご持参いただき、改めて楽しみを広げてくださったよう。たまたま隣り合わせたお三方のペンが同型のCipin(ドイツ製のガラスペン)だったのも面白い偶然でした。

「大人の塗り絵」鳥の他に、もう一つはお花を。

同じインクでも、水を使って濃淡が出せるだけでなく、色に隠れていた“色”が出てくるのに驚きでした。黒だと思っていた「竹墨」に緑が隠れていたり!

水で延ばしたインクを吸い取った紙も美しい!このまま額装してもステキですね! 隣の方と、尻尾の色や枝の色などを相談し、インクや筆致についてお話ししながら和やかに進んだ『手紙のじかん』 

最後は恒例の写真撮影会。

美しい鳥がたくさん集まりました。

こんな森があったら行ってみたいですね。

次回の『手紙のじかん』=======>>>

8月はリンデでのじかんはお休みとなります。(瀬口さんベルギーへ!)

8月27日(日)は、K主催の『クリーニングデイ福岡』の中で、初島さつきさんによる、カンタンで可愛いブックバインディングを開催します。詳細はこちらのHPにてご案内しています。

お申し込み:http://keitime.com/evententry

9月、10月は、リンデ店主・瀬口さんと、佐々木亮平さんのコラボイベントを予定しています。

まだまだ秘密ですが、書くことが好きな方には絶対喜んでいただける企画も、年内企み中です。

随時、リンデカルトナージュHP http://linde-cartonnage.com

KのHP、Facebook、Instagramにてお知らせしていきます。

佐々木 亮平(ryohei sasaki)
1985年福岡県生まれ、福岡県在住。 
2007年よりライブペインターとして活動を始め、福岡を拠点に各地で活動。
2013年に参加したLivepaintDOJOでkaikaikikiより『GEISAI賞』を受賞。
この受賞をきっかけに、本格的に個展や作品提供などの活動を展開していく。
2014…初個展を東京の半蔵門にあるAGRAで開催。同年カルチャーマガジン『WIRED』での公募企画CREATIVE HACK AWARDにて奥田一平との共作がノミネートされる。
2015年…2回目となる個展をANAGRAで行う。同年、中目黒にある「HATOS BAR」と「KINFOLK lounge」にて個展を同時開催。また、雑誌の『THE DAY』にデザインパーカーへの作品提供と、ZINEを制作し提供している。
最近で記憶に新しいのはBEAMS での作品展開。「BEAMS T」への作品提供と併せてBEAMS 原宿での作品展示を行った。
 2007年から作風は様々に変化を遂げてきたが、今年に入り“岩”、“石”のモチーフに始まり、日本特有の剪定が施された庭木(主に槇/真木)の描写をしている。九州を旅して出会ったコトやモノ。庭や庭師を訪ね、インスパイアを受けたものを描いている。 
Instagram→ @ryoheeeee