大手門にある“手紙専門店”リンデカルトナージュでは、毎月『手紙のじかん』を共催しています。
今回は、なんと、、東京・蔵前にある『カキモリ』さんのインクスタンド出張企画。
ノートとペンとインクの提案で年々ファンを増やしている『カキモリ』さん。自分だけのオリジナルインクが作れる“インクスタンド”もインク好きの間では嬉しいサービスとして知られています。
外部でのインクスタンド出張は、今回が初ということで、福岡・大手門でのインク時間、多くの方の期待とともに楽しんでいただきました。
『リンデ カルトナージュ』のお客様を中心に、カキモリファンも多数来場。日頃より“書く”ことに親しんでおられる方々の喜んでおられる姿が印象的でした。
東京・蔵前の『カキモリインクスタンド』からご出張くださったのは、本間さんと杉田さん!
本店のインクスタンドのセッティングそのままのカウンター!
インク調合の説明を一通り受けた後は自分で色づくりの検証です。
インクのブレンドチャートを見ながらベースカラーのイメージを整えます。サンプル例もあるので、割合や、ブレンドすることによる色調の変容もわかりやすい。
考えたレシピと、イメージを伝え、お二人の調合を待ちます。
カキモリさんのラインナップも持って来ていただき、物販コーナーも充実でした。
こちらは、終日どなたもご利用いただけたので、情報を知ってインクを買いにこられた方、ローラーボールや紙モノなど、お目当て品を求める方で賑やかでした。
インク作りのベースになるベースカラーと、ブレンドインクが全てお試しいただける上、1本¥1,780とお手頃。皆さんうれしくも悩ましい色選び。真夏に向かっていく季節ということもあり、「Soda Glass」が一番人気でした。
悩ましい皆さんのお買い物の一助に、、テーブルでは、佐々木亮平さんによるデモンストレーション。
会期中ずっと、カキモリさんオリジナルのガラスペン(ドイツ・ラウシャ村製)を使って、インクの色味を生かした絵を描いていただきました。
会場においているこの絵も佐々木さんによるもの。
実はこの絵を描くのにも使っているインク、リンデカルトナージュ初のオリジナルインクなんです。カキモリさんにオーダー製作した特別な一品。このイベントでリリース。(限定50本)
名前は「机上の浮雲」(¥2,160税込)
磨き上げたテーブルに浮かぶ雲、これをイメージ。
開店前の店主だけが見ることのできるとっておきの景色を、インクでお客様におすそ分け、というわけですね。
さて、そうこうしているうちにインクが出来ました。
カキモリのお二人の的確なブレンドによって生まれた自分だけのインク。
レシピは2年間カキモリさんに保管され、いつでも再現ができるというのも嬉しい。
自分で好きなインクを入れられる、ローラーボールも期間中大人気でした。作ったインクをさっそく入れてお帰りになる方や、お友達にプレゼントする、という方も。
隣り合ったお客様同士でローラーボールを買ってインクの交換、インク手帳を見せ合ってインク談義、など「インクフレンド」がここで生まれるシーンを多く見ることができたのも、今回の嬉しい収穫でした。
『旅するインクスタンド』は2日間で計10回、述べ40名、生まれたインクは50本を超えました(お一人2本の方もいらっしゃいました。)
お客様の準備万端ぶりも素晴らしかったし、カキモリの本間さん、杉田さんのパフォーマンスにも脱帽でした。
天候も不安定な週末、足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
7月の『手紙のじかん』は29日(日)14:00-16:00 佐々木亮平さんとガラスペンでパネルアートを楽しみます。詳細は http://keitime.com とリンデさん店頭にて。
●カキモリ●
http://kakimori.com
●カキモリインクスタンド●
http://inkstand.jp