大手門にある手紙用品店リンデカルトナージュ店主・瀬口さんが旅したベルギー
開催前には、このベルギー展の先行企画として、佐々木さんの描いたベルギーの風景を、架空の切手に仕立てたカードを準備。参加者それぞれが彩色をするワークショップを。
期間中の10月28日は、佐々木さんによるポートレートを書くワークショップを、それぞれ開催しました。
ベルギーと、紙と、インクとガラスペンの魅力を満喫したリンデさんでの10月を振り返ります。
「ベルギー展 “BELGIUM SIGHT”」主なコンテンツ
・佐々木亮平 原画、ポスター、ポストカード
店主の目でみたベルギーの記録を、ガラスペンアーティスト 佐々木亮平さんが表情豊かな作品に。
現地滞在中、撮り溜めた写真を佐々木亮平さんに引き渡し、無数にある写真の中から彼の目にとまったものを、絵におこしてもらう。この展示会のメインコンテンツとも言えました。
それぞれに異なる景色や文化、習慣、トレンドをもつ都市の風景。リンデさんの感動がフラッシュバックするような佐々木亮平さんの絵の世界は、会期中、たくさんの方のもとに旅立っていきました。
・”le typographe”のレターアイテム。
すでに取り扱いがあるCrown milとともに、今回の渡航でリンデさんが訪れた“le typographe”は、まだ歴史は浅いながら、活版印刷の風合いを活かしつつ、ポップなデザインが心をとらえて離さない魅力的な商品を展開している印刷所。
今回はなんと、サンプル展示、次季商品、クリスマスカードなどの予約オーダーをリンデで受付するという試み。紙ものファンの来場者の方の興奮を何度となく目にしました。
・ブロカント(古道具)…早朝から開かれる蚤の市に陳列されていたブロカント。100年前の絵など、珍品も。
さて、会期終了を目前とした、10月28日(土)は『手紙のじかん』
通常は“書く”ことに使用しているツール“描く”初めてのポートレイトに挑戦していただきました。
ガイド役はもちろん、佐々木亮平さん。日頃の創作にも使用されているガラスペンと、インクを使ったアートワークのじかんです。
まずは、クロッキーから。
対象を観察して、制限時間内に、1本の線で描いていきます。
最初は静物、そして手。「難しい〜」と言いながら皆さん楽しそう。(完成作品は、パーソナルなものなので、今回写真は撮っていません。あしからず)
3回に渡って、ガラスペンで描くアートワークの楽しみを提供してくださった、佐々木亮平さん。本当にありがとうございました。
次は、仙台での展示が控えているそうです。これからもまたリンデさんでお会いできる機会を楽しみにしたいと思います。
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佐々木 亮平(ryohei sasaki)
1985年福岡県生まれ、福岡県在住。
tumbler→ ryohei-drc.tumblr.com/