投稿者: yumiko koga

2017年書き初め!『手紙のじかん』めくるめくカリグラフィーの世界

2017年の新春第一弾、今回は、“書き初め”として、じっくり文字と向き合っていただく内容となります。

これまでご参加なさった方も、初めての方も、お気軽にご参加ください。

本番の前に、カリグラファー・初島さんオリジナルの練習シートを使って、基本練習をしていただけます。シートはそのままお持ち帰りいただけます。プロのカリグラファーに手ずからレクチャーを受けられるので、とてもわかりやすくカリグラフィーに親しんでいただけます。

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【内容】
◼︎共通内容
カリグラフィーを用いて、好きな文字、(抱負など)、名前を書いていただきます。

紙はやはり上質なものを。フランス・アルシュの細かめのものと、サンダースウォータフォード中厚くらいの2種をご用意する予定です。
そのままアートカードとして。他、ブックやファイル、アルバム、ボックスの表紙など、周りのものを美しく飾るモチーフとしてご活用ください。
◼︎参加経験のある方は → イタリック&フローリッシュのアレンジも
基本のイタリックのおさらいをしても良し、フローリッシュ体の創作を楽しんでも良しです。
◼︎初めてご参加の方は→イタリック入門編のつもりでご参加ください

カリグラフィーの入門編はなかなか開催の機会がありませんので、ぜひこの機会に。
基本のイタリックの練習をした後、イタリック体で美しく文字を書いていただけます。
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【参加費】
3000円+材料費(数百円)決定次第、10日前までにお知らせいたします。
【定員】15名さま 
【締め切り】定員になり次第。マーカー希望の方は1/15(日)まで
【お申し込み】
専用のお申込みフォームよりお願いいたします
http://keitime.com/evententry
【持参物】
・カリグラフィーペン(ポンテッドペンなど)、カリグラフィーマーカー、万年筆、ガラスペン、Gペンなど、お持ちの方はご持参ください
※上記のいずれもお持ちでない方は、その他コメント欄に「マーカー希望」とご記入の上、1/15(日)までにお申し込みください。

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【会場のリンデカルトナージュさん】
HP→
http://linde-cartonnage.com/
場所→
http://linde-cartonnage.com/access/

【今回のガイド役紹介】
・初島さつき さん
スタジオポンテ主宰 カリグラファー/レタリングデザイナー
 
カリグラフィーとの出会いは二十代
留学先のアメリカでたまたま足を運んだアートスクールの展示会で一気に魅了される。
その後、帰国し、東京でブックデザインの仕事をする傍ら、本格的にカリグラフィーを学ぶ。
数年後、東京で初めて開催した個展がきっかけとなり、講師として声がかかる。
精力的に、日本と欧米で学び、自身も講師として国内外でワークショップを展開。 著名なカリグラファーとも親交を温めている。
 
《初島さん関連ページ》
文字の旅二千年
https://www.facebook.com/mojitabi2000/
 
スタジオポンテHP
http://www.studioponte.com/

【お問い合わせ先】
info@keitime.com
09011937106
K代表・古賀
http://keitime.com/

開催しました&来年予告〜11/27sun『めくるめくカリグラフィーの世界』phase2.vol5 MessageInTheBox

カリグラファーの初島さつきさん(スタヂオポンテ主宰)を迎える『手紙のじかん』の特別編・『めくるめくカリグラフィーの世界』

初島さんの膨大な引き出しから毎回少しづつ楽しみを伺う会は、今年1月から開催。

年内は、今回が最後の機会になります。

大切な方に言葉を贈る季節ということもあり、今月は今までと少し違った趣向。

小さな箱の中にメッセージが詰まっている、なんとも可愛らしい小品の登場です。

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会場のリンデさんは、ホリデーシーズンを暖かく彩るカードや贈り物で溢れています。まずは瀬口さんから、外国のカードや、紙のお話し。

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メッセージカードに書く書体の練習ができるよう、初島さんオリジナルのお手本をご準備いただきました。

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初島さんのお手本デモンストレーションを見たあと、早速みなさんも練習開始

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箱の中に入れる細い紙は本番。その前に少しでも美しくかけるように。。

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本番の紙に書いたら、蛇腹状に折ります。

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今回は、和紙に蝋引きしたものを、初島さんにご準備いただきました。

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箱に、メッセージカードと、リボン、切手を貼って完成

次回は、年明け2017年の1月29日(日)14:00-16:00

第一弾のカリグラフィー“書き初め”となりますから、しっかり文字を書くじかんになりそうです。

詳細はまたお知らせします。

 

 

 

 

【開催報告『タイポグラフィシリーズ最終・タイポグラフィ入門 』河地知木氏

デザイン、アートなどにとどまらず、幅広い分野の人々の関心を集めている文字の魅力。

大学の芸術学部で長年ご専門のタイポグラフィを教えてこられ、グラフィックデザイナーとして知られる河地知木氏をゲストに迎え、特別な会として開催する入門編

手書き文字のカリグラフィーも含む、贅沢な会となりました。img_7014 img_7025

ご参加者の中には、河地先生の教え子だったという方も

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にているようで違う文字の変遷
河地先生より配布された14ページの資料を追いながらお話が始まります。
 
いただいた資料で確認しながら、変遷してきた文字の歴史。
筆記から、印刷に移ったフォントの由来や工夫など。

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書体の知識、タイポグラフィのことを知るほどに
街のいたる場所で文字が気になります
書体の中から間違いを探して正解を書き出したり、改めて、文字のバランスの大切さを確認する時間。

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次は、持ってきた広告物から、欧文書体を切り抜いて分類していきます

日頃何気なく目にしている印刷物の中で、いかにフォントが効果的に使われてるかなど、タイポグラフィーの大切さを改めて確認する時間です。

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カーペンターペンシルを使って、フォントを書く時間

ガイドラインに沿って手書きで文字を書いていく。河地さんがグループごとにお手本を。

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実際にグラフィックデザインの仕事をなさっている方も多く、プロとしてのお話も

企画者であるカリグラファーの初島さつきさん(スタヂオポンテ主宰)も、タイポグラフィーの重要性を実感する一人。

大学で長く教鞭を取られ、自身もデザイナーとして活躍されている河地さんのこういった講義、要望が多ければ、また開催をしたいということでした。

次回予告&開催レポート タイポグラフィシリーズ

スタヂオポンテ主宰・カリグラファー初島さつきさんによる“typography”シリーズ1&2開催を終えました。

1回目は、文字道代表の伊藤義博氏を迎え、『写植機の体験』

2回目は、前田年昭氏を迎え、『組み継ぎ本』の製本

それぞれ、長く印刷に関わってこられたお二人の印刷や本への造詣の深さに触れる貴重な機会となりました。

10月15日(土)&16日(日)『写植ってなに?写植機体験ワークショップ』

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東京から来た写植機、SHA-KEN の『SPICA-AH』が鎮座

九州ではなかなか目にすることのできない機械です。

文字道で所有する文字盤=プレートも、一部持ってきていただきました。

2,862文字の大きなプレートは、一枚、50,000〜70,000円とか

 

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軽快に文字をタイピングしていく伊藤さん

文字を探すというより覚えている、という感覚とか

 

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この日は、自分の打ちたい文字を見本から探し、お目当てのプレートを探してスタンバイ

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印字は写真のネガと同じように現像します。

文字が浮かび上がってくる瞬間はワクワクします。

 

 

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スタヂオポンテの初島さんと伊藤さん

「写植でしかできないこと、まだまだ可能性がある、アートとしての写植の表現、とかね。」

長く印刷業界に関わり、写植の隆盛、衰退を見てきた伊藤さん。

アメリカに渡り、コンピューターの時代を予見、いち早く組版に取り入れるなど、これまでの印刷人生で培ってきた行動力と情熱は、今も伊藤さんを突き動かしているようです。

来年は、新しい展開を始められるそうです。

またKでもお知らせさせていただきたいと思います。

11月5日(土)『近代日本の印刷と本の歴史、組み継ぎ実習』

前田年昭氏を迎え、『組み継ぎ本』の製本を実際に体験しながら、日本の近代における印刷や、本の歴史を伺うじかん。

神戸芸術工科大学で組版講義を担当されている前田さん

『組み継ぎ本』もその講義の中で生まれたそう

この日は、前田先生のガイドで実際に「紙を組み継ぐ」実技を行いながら、印刷や本にまつわるお話を伺うことができました。

 

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180℃開く、ホチキスやノリ、テープを使わない、つまり劣化することのない製本。

構造の簡潔さ、製本の美しさ。手を進める皆さん、どなたも失敗などなく、綺麗に作業を終えられていました。

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小学生の頃、新聞記者に憧れ、70年代に新聞記者の道へ。

文章整理部という、“校閲”=校正より更に記事の内容に関わる役割を、活版、写植、DTPと変遷する新聞業界の真っ只中で経験してこられた前田さん。

表現と伝達の手法である文字を伝える仕事をしたい、という思いで、印刷や、本には、並々ならぬ思いがあります。

「人は、文字を刷り、紙を綴じて本をつくることで、自分を知り、他人を知り、社会を変えてきた」

「紙の本は完成されたメディア、自分の経験を人に伝え、自分以外の人の経験を手にすることができる」

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「伝えたいという思いを文字にして、印刷することは、みなさんの権利です。組継ぎ本を作って、想いを伝えることに役立ててください」

静謐で簡潔な製本=組み継ぎ本考案の背景には、前田さんの温かな思いがありました。

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次回『タイポグラフィーシリーズ3』は

いよいよ!『タイポグラフィー入門』

ゲストに河地知木氏を迎えます
手書き文字のカリグラフィーも含む、“タイポグラフィ”
デザイン、アートなどにとどまらず、幅広い分野の人々の関心を集めています
大学の芸術学部で長年ご専門のタイポグラフィを教えてこられた、河地知木氏より、
【日時】11月20日(土)
10:30-12:30
【定員】 16名
【参加費】2,500円
【持参物】
カーペンターペンシルをお持ちの方はご持参ください
お持ちでない方は、当日スタジオでご用意します(200円程度)
お申し込み時にコメント欄に「ペン購入希望」とご記入ください
【お申し込み・お問い合わせフォーム】
http://www.studioponte.com/sp.cgi?t=contact
【申し込み〆切】11月13日

11/3開催報告『モノと対話する日:フィンランドのクリーニングデイが日本の暮らしに もたらすもの』

11月3日(木)は文化の日

東京飯田橋にある日本茶カフェ『茜や』の柳本あかねさん
『クリーニングデイジャパン』代表の森下詩子さん
お二人が来福!
K(Click Coffee Works主宰)の古賀由美子と
共同企画として、イベントを開催しましたので、ご報告します。
お二人の活動、お話で登場したサイトのURLなどは、最後にまとめておりますのでチェックしてみてください。
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お着物の方が「茜や」の柳本あかねさん
右の方が「クリーニングデイジャパン」代表であり、「kinologue」主宰。映画の配給をされている・森下詩子さんです。
柳本さんは、グラフィックデザイナー、二級建築士、日本茶インストラクターという、様々な要素の
交わったユニークな方。
森下さんは、長く映画の配給のお仕事に携わり、現在はフリーランス。映画を配給するだけでなく、映画+対話=kinologueという独自の提案を展開される一方、フィンランドのクリーニングデイを日本らしいアップサイクルで展開するプラットフォーム作りに尽力されています。
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メインの会場では、「茜や」のお茶と楽しむ小さな歳時記が開催
出張カフェと、展示販売されている小さな道具がとても可愛らしい空間となっています。
は、東京ーヘルシンキーから巡回、福岡がファイナルです。
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失恋をきっかけに、モノを大量に買った若者が始めた365日の実験。全ての持ち物をガレージに入れ、1日1つのアイテムを取り出しながら、自分とモノとの距離感、本当に必要なモノについて考えていく、という実話を元にしたお話
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映画の後は、茜やさんの「氷出し玉露」すすって飲んだ後は、ポン酢で茶葉をいただくという趣向。
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まずは、映画がきっかけで、実際に柳本さんの生活が大きく変わったというお話から。
お二人暮らしの自宅を1ルームに引っ越し。
2つあった店の一つをたたみ、クリーニングデイを開催。
調度や道具もアップサイクルマーケットで、本当に大事にしてくださる方に譲ったそう。
「本当に必要なモノ」だけに囲まれた今の小さな暮らしは、とても快適で幸せとか。
予想を超える盛況ぶりとなった「茜や」のお茶と楽しむ小さな歳時記のヘルシンキ開催報告の中では、「国が変わっても、良いモノは良いと認めてもらえる」という価値観のお話をしてくださいました。
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午後は、『クリーニングデイ』のトーク&ワークショップ
お土産のフィンランドコーヒーと、ムーミンクッキーの優しくて美味しいペアリングを楽しみながら。
『クリーニングデイジャパン』代表の森下詩子さんから、クリーニングデイのお話を伺います
立ち上げた経緯、フィンランドでの取り組み、日本との違い、共通点、これからできること。を伺います。
リメイクのファッションブランド、セカンドハンドのお店の多さなどが印象的なほか
ヘルシンキでの市でのアップサイクルの取り組み
ーーー以下、クリーニングデイのFacebookページレポートより抜粋ーーー
U6:Unsixという、ヘルシンキ市管轄の移民や失業者の職業訓練ワークショップ(作業場)ここは一般家庭や企業から廃材が集まるマテリアル・ライブラリーであり、動物園や公共施設から受注して、プロが指導にあたるアップサイクルなデザインラボでもあります。鍵やタイヤから指輪を、ビデオテープからポーチを、マリメッコ提供の白地の布にシルクプリントしてバッグを、自転車は全てパーツに分けて新しい自転車に、と見てるだけで面白いものばかり。北欧の中では移民が少ないフィンランドでも、この先の高齢化社会を見越しての場でもあるとか。たっぷり1時間半、ガイドのTaruさんから色んな話を聞いて、つくづく上手いシステムだなと。企業と自治体の連携など、学ぶべきヒントはたくさんあるはずです。
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お話の後はワークショップ

ご自身が大事にしているものの紹介文を、お互いに交換。
グループごとに、自分の大事にしているものの紹介や、思い入れを話します。
ワークの最後は、今後のクリーニングデイ福岡のアイデアを、グループごとに、発表していただきました。
実現可能なアイデアもたくさん。
ぜひ、周りの方に、この日のお話、クリーニングデイやアップサイクルのお話をしてください。
「私もやりたい!」いう人がいれば、クリーニングデイのサイトを紹介して差し上げてくださいhttp://cleaningday.jp/
来年は、たくさんの知恵で福岡のクリーニングデイを楽しみましょう!
【この日皆さんからいただいたアイデア】
◼︎開催場所
・開催場所そのものが、アップサイクル、伝承を感じられる空間、
自分の持っている物の価値に気づくことができるような場所
◼︎地域とのかかわり
・地域の活性や、地域の価値を発見できるようなイベントに
・学校や、施設、地域を絡める
・大学生を巻き込む
・地域の人材を発掘できる場に
・世代間交流も兼ねた、熟年層の持っている技術を伝える場に
・マルシェなど、生産者の方の価値が認知されているような場所での開催を活用(自然循環や環境意識の高い方へ価値を共有)
◼︎単なるマーケットでなく価値や交流を共有するイベント
・アップサイクルのマーケットだけでなく、思い入れを伝え、コミュニケーションや、出会いのきっかけになるようなイベントに
・販売するだけなく、物々交換会(服、本、おもちゃなど、子供のものも)
・昔の暮らしを体験、日本人がもともと持つアップサイクルを体感
・本当に必要なものと出会うまで、わらしべ長者をする
・販売者のエピソードが添えられ、購入する側に条件を提示してある。
◼︎手を加えてバトンする
・リメイクのファッションショー&販売
・就労支援になるような、職業訓練を兼ねたリペアやリメイクの販売
・企業(建築資材、衣料品、糸、生地…などの素材を保有しているところ)とのコラボでワークショップ
・服のリメイクや、リユースパーツのアクセサリー作り
◼︎アップサイクルを実現する仕組み作り
・断捨離や、片付けのタイミングで手放されるものを必要な人のところへ届ける仕組み
・撤去された放置自転車のリペア品販売。(U6のように、就労支援も兼ねたワークショップで販売につながれば理想的)
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【情報リンク】
・柳本あかねさん 関連
日本茶 茜や/お茶とお酒 茜夜
HP http://www.akane-ya.net
Facebook fb.com/nihoncha.akaneya
・森下詩子さん 関連
クリーニングデイ・ジャパン事務局
HP  http://cleaningday.jp/
Facebook  /cleaningdayjp  twitter: http://@cleaningdayjp
kinologue (映画×対話)
Facebook /kinologe twitter: http://@kinologe